木材建材・森林事業

  • ㈱笠原建設の「木材建材・森林事業」

当社の社有林は、総面積約53万㎡(東京ドームの11個分以上)で、そのうち約6割が杉林です。先々代より自社の山に杉を植え、山管理の専属の山林班を持ち、育成管理をしています。植栽、保育、間伐等の森林整備を適切に行うことによって、健全な森林を造成し、地元の山の活性化だけでなく、資源の循環利用を進めていく目的と、自社で一貫管理した杉材を建築材料として活用しています。  土木事業においても、林道の開設は、社有林の間伐や伐採にとっても有益な事業となり、山林・重機・人力といった保有資産の活用と、持続可能な事業の継続に貢献します。

         

  • ●「越後低温乾燥杉」とは

当社の低温木材乾燥機「暖木っく」で製造した純粋な無垢材のことです。木材乾燥では一般的な高温乾燥と比べて、低温でじっくり乾燥した杉材は、油性成分を多く保有し、杉本来の特性である色・艶・香りが最大限引き出された建材です。空気の浄化能力や調湿能力にも優れていて、重要文化財の保護施設や、公共施設、医療や介護施設、商業施設、住宅等の建築物に使用されています。他にも、やわらかくあたたかな手ざわりや、杉による防虫効果やリラックス効果によって、快適な環境を提供します。

越後低温乾燥杉の特徴

※4 平成28年に実施した長岡工業高等専門学校との共同研究による。

施工例

個人住宅

 

築100年を超える日本家屋。この家を支えてきた立派な柱や梁を残し、畳敷きだった和室を杉の無垢材に。
歴史と調和し快適な空間を実現。

幼稚園

 

合板の床に比べ、足裏に柔らかい感覚や杉の温かさを感じます。
杉の調湿機能がインフルエンザの発症を抑制するほか空気の浄化機能や油分豊富な香りが安眠効果をもたらします。

宝物殿収蔵庫

 

文化財にカビの発生等の悪影響を及ぼす化学物質の放散量が極めて少なく、文化庁の定める厳しい基準をすべてクリア。
歴史的文化財の保存に適した杉材として、宝物殿の内装材や保存棚に使用されました。

木材乾燥機「暖木っく」について

    

●低温木材乾燥機「暖(だん)木(も)っく」とは
「暖(だん)木(も)っく」は、当社とダイキン工業㈱で設計・製造したオリジナルの除湿式低温木材乾燥機です。乾燥は、温水ボイラーにより加熱して空冷式インバーターにより除湿します。温かい空気と冷たい乾燥した空気を混合して調整し、乾いた空気で乾燥室内の空気を循環させるハイブリット方式を採用しています。

●「暖(だん)木(も)っく」に込められた想い
雪国新潟の冬は厳寒な生活環境ですが、そんな地域で育った杉は、低温乾燥によってやわらかくあたたかい建材になります。ぜひ当社の杉を体感じてほしいので「あたたかさ」をキーワードとして造語したのが「暖(だん)木(も)っく」です。
「暖(だん)木(も)っく」の響きから、心にも体にも家計にもやさしい「あたたかさ」=「しあわせ」な住環境に貢献するイメージを表現しました。

乾燥機(暖木っく)のシステム概要

仕様・能力

  • 分 類:除湿式木材乾燥機
  • 循環させる空気のうち、2/3の温かい空気を再加熱し、残りの1/3の空気を冷却除湿して乾燥した冷たい空気を作る。この温度の異なる空気を混合調整し、約50℃の乾いた空気にして木材に循環させるハイブリット方式を採用。
木材構成図

製品一覧

※杉の精油分が抜けた高温乾燥の杉材の場合、超カンナが掛けられないため、サンダー仕上が一般的ですが、精油分が残る当社の杉材は、超カンナ仕上げでさらにきめ細かい質感になります。
※精油分が豊富に残るため、自然の艶があります。また、調湿や空気浄化、防虫機能の効果を得られるよう、無塗装での使用を推奨しております。

木材構成図