蒲原沢慰霊
平成8年12月6日に発生した蒲原沢土石流災害。復旧工事に従事していた方々が突然の土石流に巻き込まれ、14名が尊い命を失いました。私たちはその方々の冥福を祈るため、糸魚川市にある慰霊碑を訪れました。
慰霊碑の周囲は、冬の澄んだ空気に包まれていました。雪をかぶった山々と、静かに流れる川の音が、災害の恐ろしさと自然の厳しさを思い起こさせます。碑の前に立つと、当時の出来事を想像し胸が締め付けられるような思いがしました。
犠牲になられた方々の苦しみや、残されたご家族の悲しみを思うと、言葉では表せない感情が込み上げてきます。祈りながら「この悲しみを風化させてはならない」と強く感じました。
この参拝を通じて、自然災害の恐ろしさと、工事現場で働く方々の安全を守ることの大切さを改めて考えさせられました。
慰霊碑は、犠牲者を悼む場であると同時に、未来への教訓を伝える場でもあります。蒲原沢の慰霊碑に参拝し、犠牲者の方々へ祈りを捧げることで、災害の記憶を心に刻むことができました。自然の力を畏れ、命の尊さを忘れずに生きていくことが、私たちにできる最大の供養なのだと思います。
投稿日|2025.12.05
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